2022年6月28日火曜日

表情は見切れて構わない、でいきます


MMDでの表情付けは、他のボーンでポージング付けるモーショントレースよりも、着手し易いのでは?と私は思うのですが。
変化させるにはスライダーを左右させるだけです。

表情付けは、まずカメラが決まって導入したら、付け始めると、見えないところまで作業しなくて良いので、必ずカメラの導入が先です。

と言っても、実はここに結構自然に見せるコツがあるんです。

どういうことかと言うと『カメラが来てから表情がそのカメラの間だけ変化する』、いわゆる『歌舞伎の見栄を切る』ような付け方は多用しない、ということです。

何故かというと、いざそういう見栄を切るみたいな、見ている方々にアピールさせたい「顔」が、多用すると印象が弱くなってしまうんです。

そんなふうに「この顔は見せたい!」と思ったら、他でそう見える箇所を減らして絞り、ここぞという時のカットを引き立てる作戦です。

なので私は表情はそのカットに入る前から変化させて「カメラが来たから変わった」感はなるべく減らします。
カメラが切り替わった後も同じで、目や口を閉じきる前に別カットに移るということをよくやります。
これ、結構自然に見せるコツです。


さて、表情付けはどこから始めたらいいでしょうか。
私の場合は眉です。
眉は見落としがちですが実は人間の表情で常に動いている部分で、ここが変化しないといわゆる「能面」になり易いです。目を閉じる時に眉を下げるなどやるだけで大きく違うのです。
MMDの画面はかなりの速さで変化していきますから、少し大げさに表情を付けても一瞬で消えて、流れていく印象があります。逆に言うと大げさな感じに付けて効果的に見せるということを頭に置いたほうがいいと思います。

眉が変化するということは目の開き方が変わるということです。ほとんど眉と目はセットにして動かします。

そこで大事なのは「まばたき」がどこに入っているか、です。
まず動画を一通り見て、このまばたき、ここに要らないと思えばずらしたり削除します。

まばたきを自動でランダムに入れている場合、邪魔になることも多いので、そこは気にせず改編します。
ちなみに私はまばたきは主要箇所を付け終わってから、足りないと思うところに入れて行きます。長めのカットの場面なら、その範囲だけを選択して、そこに自動でまばたきを入れる機能を使いますが、ほとんど手付けで済んでしまいます。


眉の付け方も、上げたり下げたり顰めたりと角度の付け方も色々で、タイミングなど他にも色々コツがありますし、リップモーションにも破裂音の表現など幾つか法則に近い口の開き方はあるので、相当長くなるのでこの辺で一旦やめます。

あと一つだけ、綺麗な笑顔ばかり並べないで変な表情も割とガンガン入れています。不満そうな顔や意外そうな顔、そしてあからさまな変顔も。綺麗な顔ばかりだと変化がつけにくいからです。

表情は見切れてOKという例です。気にならないと思います。
(Twitterで表示して見ると拡大画面でも画質ボケボケですね…。ロングでも見易い表情付けのつもりだったんですが…。その場合は上記YouTube画面の方が見易いです)

▼上記のTwitterのリンクより拡大表示した画面はYouTubeの方が明瞭です。
YouTube動画はこちら https://youtu.be/XZlidldSVQU

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