2022年7月19日火曜日

シェーダーの調整は難しい

シェーダーの調整は難しい、というぼやきです。

前に作ったのが暗くて、暗いところで踊ってもらうので明るくしたら新開くんの髪がピンクになったので結局髪のシェーダーを作って修正しました。難しいです。
                                                       

新開くんの髪のシェーダーだけ、サブセット展開で別バージョンを当てました。
もっと髪につやを出したかったのですが、それをやると髪の色が明るくなりすぎるという、調整法で迷いまくっています。

荒北くん、新開くんの腕や脚に青い筋が入っていますが、これはモーショントレースや修正用にボーンの捻れ等が見易いようカスタマイズしています。背中に正中線も入っています。(東堂くんのカスタマイズ版もあります)

こちらの動画のものは簡単に自作したので、もっとのっぺりしてるのですが、作った時は2D絵ぽくて面白いと思ってました。明るいところだと陰影は簡単に飛ぶので、そのシーン毎に別のシェーダーを当てて、動画を分けて録画した方が良いんでしょうか…。
立体感が出る陰影は難しいです。



ところで、MMDの仕様で、冒頭から動画を録画すると音声も記録されますが、1000フレームからなど、途中から録画すると音声は入りません。
フレーム数を記録しておけば問題は無いのですが、時々音ズレが出る時もあるので、別シーンも冒頭から撮ることも結構あります。

2022年6月28日火曜日

表情は見切れて構わない、でいきます


MMDでの表情付けは、他のボーンでポージング付けるモーショントレースよりも、着手し易いのでは?と私は思うのですが。
変化させるにはスライダーを左右させるだけです。

表情付けは、まずカメラが決まって導入したら、付け始めると、見えないところまで作業しなくて良いので、必ずカメラの導入が先です。

と言っても、実はここに結構自然に見せるコツがあるんです。

どういうことかと言うと『カメラが来てから表情がそのカメラの間だけ変化する』、いわゆる『歌舞伎の見栄を切る』ような付け方は多用しない、ということです。

何故かというと、いざそういう見栄を切るみたいな、見ている方々にアピールさせたい「顔」が、多用すると印象が弱くなってしまうんです。

そんなふうに「この顔は見せたい!」と思ったら、他でそう見える箇所を減らして絞り、ここぞという時のカットを引き立てる作戦です。

なので私は表情はそのカットに入る前から変化させて「カメラが来たから変わった」感はなるべく減らします。
カメラが切り替わった後も同じで、目や口を閉じきる前に別カットに移るということをよくやります。
これ、結構自然に見せるコツです。


さて、表情付けはどこから始めたらいいでしょうか。
私の場合は眉です。
眉は見落としがちですが実は人間の表情で常に動いている部分で、ここが変化しないといわゆる「能面」になり易いです。目を閉じる時に眉を下げるなどやるだけで大きく違うのです。
MMDの画面はかなりの速さで変化していきますから、少し大げさに表情を付けても一瞬で消えて、流れていく印象があります。逆に言うと大げさな感じに付けて効果的に見せるということを頭に置いたほうがいいと思います。

眉が変化するということは目の開き方が変わるということです。ほとんど眉と目はセットにして動かします。

そこで大事なのは「まばたき」がどこに入っているか、です。
まず動画を一通り見て、このまばたき、ここに要らないと思えばずらしたり削除します。

まばたきを自動でランダムに入れている場合、邪魔になることも多いので、そこは気にせず改編します。
ちなみに私はまばたきは主要箇所を付け終わってから、足りないと思うところに入れて行きます。長めのカットの場面なら、その範囲だけを選択して、そこに自動でまばたきを入れる機能を使いますが、ほとんど手付けで済んでしまいます。


眉の付け方も、上げたり下げたり顰めたりと角度の付け方も色々で、タイミングなど他にも色々コツがありますし、リップモーションにも破裂音の表現など幾つか法則に近い口の開き方はあるので、相当長くなるのでこの辺で一旦やめます。

あと一つだけ、綺麗な笑顔ばかり並べないで変な表情も割とガンガン入れています。不満そうな顔や意外そうな顔、そしてあからさまな変顔も。綺麗な顔ばかりだと変化がつけにくいからです。

表情は見切れてOKという例です。気にならないと思います。
(Twitterで表示して見ると拡大画面でも画質ボケボケですね…。ロングでも見易い表情付けのつもりだったんですが…。その場合は上記YouTube画面の方が見易いです)

▼上記のTwitterのリンクより拡大表示した画面はYouTubeの方が明瞭です。
YouTube動画はこちら https://youtu.be/XZlidldSVQU

補正をかけて表情を作る話です

私は大体表情を作る時は冬緑様制作の、冬緑式新開隼人くんで作ります。
モーフの変化量も大きく、顔の中のパーツが大きいので、引きの画面でも表情が見易いからです。
身体部分のモーショントレースは大体荒北くんか東堂くんをトレース用にカスタムしたモデルを使っています。

ただ、弱虫ペダルの原作に沿った顔立ちなので、少し表情補正をかけて『普通っぽい顔立ち』になるようにしています。補正をかけると言っても、原作の癖、例えばつり上がった眉などを抑えるくらいのモーフを動かして、それをモーション登録しているだけですが。

その変化させたモーションは一列だけのもので、フレーム0に読み込むと顔立ちが変わるという方法です。
これは見易さと表情の作り易さを目的にしていますので、表情を作り終えて、他のモデルさんで応用して仕上げる場合は、変化させた0フレームの表情を戻します。それも変化させたモーフの数値を0に戻した一列分のファイルを読み込ませます。

私は便宜上、この表情の癖を消したモーションファイルを「初期値」と呼んで、それを元の顔立ちに戻すファイルを「初期値無し」としています。(実際に付けてるファイル名は「冬緑式新開隼人初期表情補正.vmd」と「冬緑式新開隼人初期表情補正取り消し.vmd」ですが)

これを入れると原作より大人しい印象の表情で旧箱学三年生が踊ります。
(ただし、表情にマイナスの値も多く使うので、逆数値を入れる概念が基本的に無いMikuMikuMovingでは、例えば寄り目の補正を読まないようです)

2022年1月16日日曜日

動画の公開停止のお知らせと、表情モーフのマイナス値入力の話です

お知らせです。
投稿していたニコニコ動画で規約違反となる部分があったので【MMD】旧箱学3年でEMOTIONS【顔芸注意です】という動画の公開を停止しました。
今までご覧頂いた皆様、ありがとうございました。


コメント、広告をありがとうございました。また、規約違反のご指摘もありがたいです。今後の為にもまた不備などありましたら書き込んでいただければと思います。いえ、その前に自分が気を付けないといけませんね。

これは完全に自分のミスです。使ってはいけない動画素材が使われていると、指摘をコメントでいただいて、気がつきました。

モーションの配布元に行ったら、モーション配布してる海外勢がYouTube上とは別のページで「日本の動画では使わないで」と言っているのです。いや、どこの国でもダメですから。
そしてそれを事前に細かくちゃんと読まなかった私がまずダメですから。

この動画については、元々「削除されるかもしれない」ところはあるので、単品でアップし直すのも難しいですし、それでは反省にならないので、当分再アップなどは考えておりません。

でも結構お嫌いな方もお見受けする「顔芸動画」を喜んでいただけたようで、そこはほっとしていました。

顔芸動画はどうしても洋楽曲をベースにするので、出し方も難しいですが、ご要望があったり、何かいい方法を思いついたらまた考えます。でも当面反省を込めて再アップは自粛します。

さて、Twitterでもたびたび言っていますが、表情モーション付けの裏話を致します。


MMDを扱う方だけに通じる話となりますので、ご興味が無い方はもうここから下は読むまでもありません。

冬緑様の旧箱学3年生には全員「寄り目」モーフがあります。
実はこの三名は皆、度合いはそれぞれ違いますが寄り目気味に作られているのです。効果としては、正面に来た人の目線を捉えられるのです。
モニター越しですが大好きな相手に見つめられる感覚が生まれるのです。

そのためなのですが、彼らの視線を動かす時に寄り目の影響も出ます。
横の方に目線を流すと、左右の瞳で移動の量が違うのです。片方の瞳は端に届くのにもう片方はまだ中央寄りなどということが起きたりします。

対処法は、「右目、左目」などの片目だけのボーンを「両目」と一緒に動かして、動きを調整する方法と、表情のところにある「寄り目」モーフをマイナス値を入れて使う方法があります。

「寄り目」にマイナスをかけるのですから、つまり目の間が離れます。いわゆる反り目、離れ目です。
私は荒北くんで、一番大きく目を離す時に-0.45くらい入れます。そうすると「両目ボーン」を動かしただけで、大体視線が左右バラバラに動く感じが減らせます。

この寄り目モーフを使うことの利点は、寄り目モーフが無いモデルさんにはモーションを流し込んでも影響しないモーションが作れます。
このモーフが無いモデルさんは、寄り目の指示を読み取れませんから、つまり、このモーフの入ったフレーム(横一行)全部を削除すれば、 このまま別のモデルさんにもモーションを適用出来たりします。(クリックで画像拡大表示します)

(クリックで画像拡大表示します)

この動画では、とらえどころのない感じを出したくて、正面中央に目線がいく印象のデフォルトの新開くんより、目線が見ている人と微妙に合わないところも増やしました。

例えば荒北くんの目線を変える、眼球を動かす時は自然に見えるよう一回まばたきを挟むのですが(一度まばたきする間に目線を移動させます)、 新開くんはよく目を開いたままで移動させたりしています。目が大きいモデルさんだから出来ることです。

新開くんは目が大きいので眼球の動きがよく見えます。なので左右に瞳を動かすだけではなく上下に移動させても分かり易いので面白くて。 意図的に何カ所か、見ている人と視線が合いそうになったらわざと外しています。そしてここ、というところで目線を合わせようと思いました。
でもダンス動画ではやはり体の動きの方に目が行ってしまうので、なかなか狙ったほど「気ままに踊ってる」感じは出ませんでした。

2022年1月14日金曜日

表情作りはモーフを混ぜます

このツイートした時より、もう少し思いついた表情に近づけられるようにはなってるんですが、モデルさんによって使うモーフがバラバラだからなあ…。一概にどこをどうしたらいいかって言えないんですね。

例えば、この表情の東堂くんなら、あと少し「びっくり」か「くわっ」を入れて、下瞼が開きすぎたら「微笑」モーフとかで下瞼を少し上げて調節するかもです。

シェーダーの調整は難しい

シェーダーの調整は難しい 、というぼやきです。 前に作ったのが暗くて、暗いところで踊ってもらうので明るくしたら新開くんの髪がピンクになったので結局髪のシェーダーを作って修正しました。難しいです。 MMDでAlternativeFullFrontendツールでモデルさんに当てる...